今年も、立川市立第五中学校✨小沼 孝行 校長先生はじめ先生方、PTAの役員さん方のお陰様で、2019.11月22日(金)第1学年のお母様方対象に
【思春期⭐︎中2を迎えるにあたって】
〜心豊かな子に育てたい!やる気アップする声かけ法〜
をテーマに、家庭教育勉強会&質疑応答Q&Aをさせていただきました☘️☘️☘️💖✨✨
中学1年生という事で、小学生まではあんなに親の言うことを聞いていたのに、急に態度が変わり!言うことを聞かず反抗したり黙り込んだり!
「勉強しない、何度も声かけるとけむたがってやらない、声かけないで見守っていると本当にやらない、やっているのが見えれば言わないのに、やったそぶりが見えないからいうのよ!言われたくなければやるしかない!と言ってもやらない。上手い声かけがあれば!?」と…お母様方の声を聴かせて頂き❣️
まずは、中学生という思春期真っ只中のお子さんの、精神的・身体的特徴をお話しさせて頂きました。
「中学生期は、〝人生第二の誕生期〟」と言われ、
・自己保存のための自己中心的な考え方や、種族保存の本能も現れ、愛他の精神(他人の幸福、利益を第一の目的として行動する精神)が出てきます。
・ものの考え方がだんだんと深まり、道筋を立て論理的に考えられるようになります。
そして、自分の心の内面を見つめるようになり、精神的に人間として真の人間らしさを確立する時期で、とても大切な時期です!!この時期を精神的離乳期といいます✨自分と自分以外の人との関係を意識する人間らしい生活に入ります。
小学生くらいまでは親に依存し、なんでも親に従う生活をしてきましたが、中学生期に入ると、親から離れて〝自分の考えにしたがってものを見て、考える自己確立の時代〟
ですから、いつまでも子供扱いし、指示・命令・干渉・押しつけするのはタブーですね💝子供が反抗的態度をとるのは、この精神的成長があるからです✨
急に無口になったり、今まで無邪気に何でも親に話していたのが、何を考えているか分からない、自分の部屋に閉じこもって親が話しかけても返事もしなかったりですが、この時期の心理的変化であり、〝人生第二の誕生期〟心身ともに自立へ向かって成長する人格形成の上で、とても大切な時期ですから!私たち親は、こんなに素晴らしい成長を困った!!!!!と見ずに、〝成長の証〟💝と喜びましょう!!
そして、最近勉強もしないでダラダラと寝てると思っていませんか?!✨
ちゃんと原因があるんです…肉体的な成長として身長・体重が急速に発達し、成人の域まで達します。筋肉や骨格が急速に発達するので、体位は急速に向上するが、内臓器官の発達が伴わず、怠くて疲れるのです‼️皆さんも疲れたらどうされますか??疲れたら寝て回復させますよね!☘️だからこの時期の子供たちはとても疲れやすいので、ゆっくり休ませてあげてくださいね🤗♥️
また肉体的な抵抗力が弱って来るので、病気やケガに注意する必要があります。
・最も著しい身体的特徴は、男女の差がはっきりと表れ、男は男らしく、女は女らしく、女の子は初潮がはじまって女性らしい体つきになってきます。男の子は変声やヒゲが濃くなったり…とホルモンの分泌が盛んになり、第二次性徴期に入った証ですが、個人差がありますので、子供は自分の身体に劣等感を持ち悩む場合がありますので、その時は親は身体の発達には個人差があることを話してあげてくださいね💕💕
ホルモンの分泌が盛んになると、自律神経も乱れて無性にイライラするのがこの時期ですね!アグネスチャンさんのお話を引用させて頂きました✨アグネスチャンさんのお子さんが、思春期の時にイライラしている息子さんにどう接しられたか聞いたことがあります
「あなたのせいじゃないの!ホルモンのせいなの!!」と💖
精神的成長は、まだまだ!!
この時期は、理想我に向かって前進します。自分が憧れる理想に向かって努力していきます✨✨自分の中に目覚めた理想我に向かって努力している時は、少しくらい無理をしても体を壊さないものです!それがゲームであっても何であっても認めてあげてください!!
この時に親が注意していきたいのは、親にとっての理想に当てはめないことです。高校受験が控えていますから、勉強に対して努力して欲しい気持ちは親であったら起きる気持ちですよね!しかし、知的能力という一部分の可能性だけを見て評価されると子供には深い心の傷となってしまうのです。
人間には、3つの能力があります。
1つ目…知的能力
2つ目…意的能力
3つ目…情的能力
1つ目の知的能力の開発が主眼になるのは学校教育です。学校教育は、人として必要な人間生活のあり方をおしえる徳育や体を鍛える体育も行いますが、人間らしい人間になり、社会に役立つために必要な豊かな知識を得ることを目標に行う教育をしてくださいます。
2つ目の意的能力は、社会教育(生涯学習)です。自分の置かれている位置づけの中で社会に貢献しようとする意思、意欲を育てることです。生涯学習とも言われ、国民一人ひとりが自己の人格を磨き豊かな人生を送ることができるよう、企業内教育・趣味・文化活動・スポーツ活動・ボランティア活動など。
3つ目は情的能力。これは家庭教育です✨家庭教育は、家庭で行われるすべての教育の総称ですが、〝人間らしい人間になるために必要な豊かな人間性を培うことです。特に子供に豊かな心を育てることは、親でなければ出来ない教育です〟☘️💖✨
この豊かな心を育てる家庭教育が土台です✨その上に社会教育があり、その上に学校教育があるのです!これを良く木に例えます🌲根っこが家庭教育。幹が社会教育。枝葉・花は、学校教育🌱♥️
枝葉に栄養を注いでも意味はありません。豊富な知識も悪い事に使われてしまっては意味がありません!世のため人のために使えるためには、心を育てる事が大切です。豊かな心を育てるには家庭でなければ出来ない教育です。根っこに栄養を注いで大木にし🌲枝葉を茂らせ花を咲かせましょう🌸🌸🌸✨
昨今では、家庭での教育が知育偏重になり、本来家庭で教えなければならない情操教育や躾を、小学生に入学した時など、「先生、うちの子、食べ物の好き嫌いが多いので給食の時に直してください!」などという人がいたり、学校の延長として、家に帰っても「勉強しなさい‼︎」と口やかましく言われるので、〝知的能力〟という一部分の能力だけに重点が置かれて、成績の悪い子はなかなか認められず、人格まで否定されたようになり、自尊心が傷つき、理想を見失い、悪い道に走ってしまう子もいるのです。SMAPの世界に一つだけの花🌸🌼💐のように、バラだけが花ではありません。百合もかすみ草も向日葵もとても綺麗です✨✨その子が持って生まれた能力の芽を🌱伸ばしてあげることが大切です✨
【一つでも得意なものを見出し、伸ばしてあげましょう🌼】
お掃除でもなんでも良いのです‼︎
中学生は口には出しませんが、親や先生から認めて欲しいと心から願っています❣️認めてもらえないと不満を持ち、どうして認めてくれないのか!と怒り出す時もあります!自分を示したくて仕方がないのです✨この時期は、他の人に認めてもらいたいという気持ちが最も強い時期なのです!!!!!
自分を認めてもらうために、悪いことをして親や先生の目を引こうとする子もいます!それが中2病(病気ではありません)と言われる、Yシャツの下に派手なシャツを着たり、ミニスカートだったり、タバコ、飲酒etc…
🌱🌱🌱中学生期の反抗や問題行動は、自尊心が傷つけられ、人格を否定された悲痛な心の叫びです🌱🌱🌱子供たちがSOSを出しているのに、大人たちが気づかないのです✨
本来家庭は子供にとって心のすみかであり、親は心の基地、とまり木です💖
しかし、現在の家庭の多くは、心のすみかどころか、外で傷ついた心の傷をさらに広げてしまってはないでしょうか?親は子供が問題を起こすと、子供を変えようと必死になりますが、まず自分自身を見つめ、これまでの接し方を改めていく事が必要なのです!
やる気ダウンの接し方
①過保護(失敗しそうな事を初めからさせない)
②過干渉(考える前に指示をしてしまう)
③過剰期待(子供の実力以上の結果を期待してしまう)
④競育(兄弟、友達と比べたり、過度な競争をさせる)
⑤脅育(おねしょをしたら小学校に行けないよ!このままじゃどこも行く高校ない!などと脅かす)
⑥凶育(あなたみたいな子はうちの子じゃない。…などと自尊心を傷つけると、どうせ僕(私)なんか…と心を不安定にさせ、本来の力が発揮出来なくなる)
⑦親の思い通りに従わせる触れ合い
指示・命令・禁止・支配(◯◯しなさい!早くしなさい。ダメ。言う通りにしなさい)
⑧親の極端な価値観の押しつけ(1位じゃなければビリと同じなど言われたら、子供の心を萎縮させ、自尊心を傷つけることもあります)
⑨否定(あなたはいつもダメだ。お前はバカだ。うまく行くはずがない。無理に決まっているなど言われると心が不安定になり、やる気も起こりません)
💖やる気アップする接し方💖
①我が子を信じ切る(この子はやればできると我が子を信じ切る心が大切です)
②あなたならできる!!の声かけ(こう言われて育った子供は自己肯定感が育ち、前向きに考えられるようになります)
③聴いてあげる(友達とのトラブル、兄弟喧嘩や部活や進路などで岐路に立った時など、親の価値観で子供の歩む道を説得しがちですが、どうしたの?どういう気持ちなの?何を大切に思っているの?何をしたいのか?を良く聞いて子供の考えを尊重していく努力が大切です。必ず子供がしたことには理由があるのですから。その上で、あなたならどうする?と耳を傾けてあげてください。その後で、こんなこともあるから注意してね!など伝えたいことは優しく伝えましょう💖
)
💝心が安定し安心感で満たされて初めてやる気は育ちます!まずは夫婦が仲良く、家庭が明るい事が安心感をもたらします。安心感はやる気の土台になります💝
やる気を世のため人のために生かす方向に導くのが豊かな心です✨
豊かな心とは、素直な心、感謝する心、思いやりの心、分かち合う心、我慢する心、美しいものを美しいと見られる心、人の喜びを喜んであげられる心などです。豊かな心を育むには、親が豊かな心で生活する事が大切です✨長くなりましたが、中学生期の子供は、自立しようとして心身ともに成長しています。親は子供がまだ依存していると思っています。もちろん、まだまだ経験が少なく未熟ではあるのですが、親は子供の心理に即して接しない限り、親子関係は悪化し、様々な問題が生じます!!
子供を一人前の独立した人間として認め、絶対それ間違ってる!!っという考え方であっても!それを否定せず(ここポイント!!)大人になるための一里塚として子供を見守り、〝あなたはそう思っているのね!そう考えられるくらい成長したのね!」と認めてあげてくださいね♡♡♡まだまだ沢山のお話が展開されました💖
今回も2時間という貴重なお時間を頂き、子供の成長を心から願っている素敵なお母様方と楽しく有難くお話しさせて頂くことができました!!
素晴らしい立川市立第五中学校の小沼校長先生はじめ役員のお母様方大変お世話になりました。誠にありがとうございました🙏🌸✨またお会いできる事を楽しみに、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
0コメント